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「文京をゆく・その23」 真砂坂(東富坂)から富坂へ 第三回 ~文京ふるさと歴史館~

というわけで、春日通り沿いに降りていく途中で
またなにやら見つけてしまった筆者でありました……

ふるさと歴史館前通り 
右へ折れると割と広めの道が、菊坂方面にまっすぐに続いています。

旧真砂町案内 
ちなみにこのあたりは昭和40年まで「真砂町」と呼ばれていました。

「浜の真砂のかぎりないようにと」が名前の由来だそうですが、
その文学的な名前にふさわしく、
このあたりには多くの文人が住み、また小説の舞台にも数多くなっています。
(いくつかは菊坂上道編菊坂下道編でご紹介しましたね)

歴史館斜め前 
さて、左手に今回お目当ての建物が見えてまいりました。

歴史館正面 
こちらが文京ふるさと歴史館です。

文京区は弥生(式)土器が命名された土地として知られるように、古い歴史があります。
また東京で一番坂の多い区といわれるように地理的にも魅力あふれる街です。
(12月3日放送の「ブラタモリ」でもこの点を押していました♪)

この文京ふるさと歴史館はこれらの歴史、地理、文化を
興味深い展示と分かりやすい解説で紹介している施設なのです。

歴史館パンフレット1 歴史館パンフレット2 
館内は撮影禁止でしたので、パンフレットを。

1階、2階は常設展示室ですが、
1階では主に古代から現代に至る文京の歴史を辿る展示、
2階では江戸時代の人々のくらしや学問の風土の形成過程の展示があります。

失われた橋マップ 
2階では、今では暗渠化した川と失われた橋を
わかりやすく図解化したマップが置いてありました。

見ての通り、文京区は坂の町であると同時に「川と橋」の町でもあったのです。

藍染川マップ 
12月3日放送の「ブラタモリ」で追跡された、
本郷台地」と「根津台地」の“渓谷”を流れていた「藍染川」も失われた川の一つです。

しかし改めて考えてみると、川や橋は失われても
地形の傾斜である「」そのものはそうそう失われないわけで、
タモリさんが「」に特にこだわる理由も分かる気がしますね。

町並みは変わっても台地を見ることによって、
当時の暮らしに想いを馳せることができるわけですから。

このほか、明治以降の文人たちの町としての文京の紹介などもありました。


さて、地階は特別展示室なのですが……

実録漫画少年誌 
取材時には「実録!”漫画少年”誌」と題して、
昭和の名編集者・加藤謙一さんの足跡を辿る特別展が開催されていました。
(平成21年10月24日~12月6日まで開催)

漫画少年ちらし 
なお同時開催として豊島区立郷土資料館では
トキワ荘のヒーローたち~マンガにかけた青春~」展が開かれていたそうです。

漫画少年誌目録 
カタログも売っていましたので購入。(1冊500円也)

漫画少年目録とびら 
昭和の名編集者と名を馳せた加藤謙一氏は、戦前は講談社で主に「少年倶楽部」などを手がけ、
戦後は学童社“を設立して「漫画少年」を創刊するなど、
まさに日本の漫画文化の礎を築いた人です。

創刊号(逆版ではない) 
「漫画少年」創刊号。

(逆版ではありません)とあるのが面白いですね(笑)
(昔は横書きでも縦書きのように右から左に読ませていました)


肝心の展示内容は、「竹原古墳」の壁画や「鳥獣人物戯画」から始まり、
ケロロ軍曹」にいたるまで日本独自の「漫画文化」の価値と今後の展望を見据えるものになっており、
なつかしさだけではなく、「漫画」の魂をどう次の世代に引き継いでいくかを
考えさせられた内容になっていました。

悪書追放運動コラム 
悪書追放運動」に関してのコラム。

「漫画少年」連載の手塚治虫作「ジャングル大帝」が
中でも格好の標的になったというのですから、驚きです。

漫画に限らず、「表現」というものは常に大人たちに目の敵にされますが、
昨今の風潮を見る限り、今の時代においてもこの「悪書追放運動」のことを
簡単に「昔のこと」と笑えないのではないかと、筆者は考えてしまいます。


「実録!”漫画少年”誌」展は残念ながら、先週終了してしまいましたが、
文京ふるさと歴史館」は一般100円で気軽に観覧できますし、定期的に特別展も催されています。

興味のある方は是非、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


真砂中央図書館1 
さて、「文京ふるさと歴史館」を出ると、右手には赤煉瓦の建物が目に入ってきます。

真砂中央図書館2 
こちらが筆者も時々お世話になっている「文京区立真砂中央図書館」です。
(「真砂」という地名がここにも残っていますね)

ホームページによりますと「中央図書館」というのは大きさの規模ではなく、
区内で唯一、レファレンス専任担当(読書相談)の方がいらっしゃるからだそうです。

巨大な「箱もの」としてではなく、
活用しやすさとしての運営を心がけているのはうれしいですね。


炭団坂手前 
このまま先に進むと菊坂下道編でもちらっとご紹介した「炭団坂」にぶつかります。

この後、筆者は再び菊坂まで足を運んだのですが、
テーマと離れてしまいますし、そのときのことは後日改めてということで……


さて、ここでお知らせがあります。

まだまだ続く「真砂坂(東富坂)から富坂へ」編ですが、
ここでいったん一時休止させていただき、
次回から「小石川後楽園」編を始めようかと思います。

こちらでも書きましたが、そろそろ後楽園の紅葉も見納めになりそうですし……ね。

というわけですので、どうぞご了承ください!
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