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「文京をゆく・その24」 小石川後楽園 第二回 ~小蘆山から大堰川へ~

第一回は、園内をご紹介する前に終わってしまいましたが、
今回からいよいよ、小石川後楽園内の様子をレポートして参りましょう!

後楽園入場口前広場 
入場門をくぐると管理所手前は、ちょっとした広場になっています。

小石川後楽園の成り立ち 
入ってすぐ左に、小石川後楽園の成り立ちについての説明板があります。

この小石川後楽園は、
江戸時代初期、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖・頼房(家康の十一男)が、
江戸中屋敷(のちに上屋敷)として造ったもので、二代藩主の光圀(水戸黄門)の代に完成した庭園です。

後楽園創立者 
左奥が頼房、右手前が水戸黄門こと徳川光圀

庭園の様式は池を中心にした回遊式築山泉水庭で、
造成にあたり光圀は、明の遺臣朱舜水の意見を用い中国の風物を取入れ、
園名も舜水の命名によるなど中国趣味豊かな庭園になっています。

その「後楽園」という名前の由来ですが、中国の書物『岳陽楼記』にある
先憂後楽」=天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ=から
名付けられたそうです。

園内案内図 
園内案内図。

画像だとちょっと見づらいかもしれませんが、
庭園には諸国の名所に見立てた見所が散りばめられています。

ちょっとしたバーチャル旅行が楽しめる、といった感じでしょうか?

小石川後楽園は文化財保護法によって国の特別史跡特別名勝に二重指定されています。
これは都内では浜離宮恩賜庭園とここだけ、全国でも金閣寺など9ヶ所だけだそうです。

“小石川”後楽園という名称は、この指定の際に岡山の後楽園と区別するために名付けられたものです。
ちなみに岡山の後楽園は金沢の兼六園、水戸の偕楽園と共に日本三名園と呼ばれていますね。

都心にいながらにして深山幽谷に踏み入る喜びを味わえる上、
2月の梅にはじまり桜、藤、つつじ・さつき、かきつばた、花菖蒲、睡蓮、蓮、そして紅葉と
四季折々の花々が楽しめる、まさに都会のオアシスとでもいうべき場所ではないでしょうか。

さて、ちょっと話が長くなりました、園内のレポートに戻ることにします。

小石川後楽園絵図 後楽園ゆかりの品 
管理所手前には小石川後楽園ゆかりの品や絵図なども紹介されています。
(ガラス越しなのでうまく撮影できなかったのが残念)

江戸後期に描かれたという、見事な絵図は
水戸にある徳川博物館所蔵だそうです。

開園時間と入場料 
開園時間は午前九時から午後五時まで、大人一人300円。
右奥に見える管理所から入場します。

パンフレット案内図 
入場料と引き換えに手渡されるパンフレットで園内を確認。

筆者は左回り、赤い矢印の約一時間(1,400m)コースをたどることにしました。

みなさんもこのパンフレットの案内図を別ウインドウで開きつつ、
今回のシリーズをご覧になるとより一層臨場感がわくかも(?)しれません。

涵徳亭玄関 
管理所の向いには涵徳亭(かんとくてい)の玄関があります。

涵徳亭は後楽園の創建時代に造られた萱葺の茶室で、
その後数回の建て替えで現在のような茶屋、集会施設になったそうです。

向いにドーム 
入場すると、向いには東京ドームも顔をのぞかせています。

紅葉とドームのコントラストがなんとも不思議な雰囲気を醸し出していますね……

枝垂桜正面 
入口の正面には樹齢推定約60年といわれる枝垂桜(しだれざくら)があります。
(時期が時期だけに寂しい光景ですが、春になればそれはそれは見事な光景が広がるはずです)

ここを起点に概ね時計回りに園内を散策する形になるわけですね。

冬桜1 冬桜2 
その枝垂桜の左手には冬桜(ふゆざくら)が咲き始めていました。

涵徳亭裏手門 涵徳亭案内 
涵徳亭を横目に見つつ、左手に進みましょう。

大きな紅葉 
途中、真っ赤に染まった見事な紅葉に目を奪われました。

小蘆山1 
前に目を向けると、奥にはこんもりとした丘が。

小蘆山2 小蘆山案内 
これが小蘆山です。

中国の名勝地「廬山」にちなみ、京都の清水寺一帯を小廬山と呼ぶそうですが、
今ではオカメザサに覆われている丘のことを小廬山と呼んでいるそうですね。

水漏れ石 
小蘆山の麓には水漏れ石。

大堰川1 
さらに進むと川が見えてきました。

大堰川案内 
こちらは大堰川(おおいがわ)です。

大堰川とは京都の嵐山の下を流れる大堰川にちなんだもので、
神田上水の水を暗渠によって引き込み清流を造ったといわれています。

渡月橋 
橋も架かっていますね。

渡月橋案内 
この橋が渡月橋で、
その名はもちろん、京都嵐山の渡月橋からきています。
(本家の“月が渡る”、といったスケールにはちょっと……及びませんが)

沢渡り 
渡月橋を渡る途中、右手奥には「沢渡り」が見えます。
(さらに奥に見える紅い橋は通天橋

大堰川左手 
ふと左に目を向けると石堤の姿が。

西湖堤 西湖堤案内 
この大堰川の南側にある石堤が西湖堤(せいこのつつみ)です。

中国の名勝地西湖を模して造られたもので、
各地の大名庭園の「西湖の堤」の先駆けとなったといわれています。

屏風岩 屏風岩案内 
渡月橋を渡りきると右手に見える
この目立つ岩が屏風岩(びょうぶいわ)です。

確かに屏風のように見えなくもないですね。

さすがに徳川家光が手拭いを掛けた、という松は見当たらないようです。

石段手前 
さて、ここから道は石段となっています。


果たしてこの先には何が待ち受けているのか!?

次回もお楽しみに!
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