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「文京をゆく・その24」 小石川後楽園 第八回 ~松原にてイベント~

パンフ案内図を参照しつつ、お楽しみください。

松原ふたたび 
はい、そんなこんなでふたたび、松原に戻ってまいりました。

さっそく「九八屋」手前付近に設置されたイベント会場の前で
開演時間を今か今かと待つことに。

さて、いったいなにが始まるのでしょうか……。


江戸糸あやつり人形はじまり 
さぁ、ついに始まりました! はて、これは……?


江戸糸あやつり人形題目 
そうです、
この日、松原のイベント会場で演じられた日本独自の伝統芸能とは、
江戸糸あやつり人形」だったのです!

江戸糸あやつり人形」とは?

はい、百聞は一見にしかず、細かいことはあとにして、
まずは、見てみましょう。

かっぽれ1 かっぽれ2 かっぽれ3 
はちまきをした人形が軽妙な踊りを魅せてくれます。

かっぽれ4
ポーズを決めてフィニッシュ。

さて、ぱっと見ると普通のあやつり人形のようですが……。

手板アップ 
よく見ると人形をあやつる道具が変わっていますね。

糸あやつり説明 
ここで「江戸糸あやつり人形」遣い手、上條充(かみじょうみつる)氏によるトークが入ります。

氏の説明によりますと、江戸糸あやつり人形は、
江戸時代に生まれ、江戸~東京を中心に伝えられてきたとのこと。

西洋のマリオネットとは違い、
十本を超える糸と「手板」という道具であやつる独自の構造を持ち、
日本ならではの実に繊細で、表情豊かな動きが可能となったとか。

なるほど、そういわれてみると
大抵の国のあやつり人形は「棒」状のものに糸をつけたものがほとんどですね。

ちなみに、手板には沢山糸がついていますが、
ピンと張っている利き糸と呼ばれる糸はたったの3本だけで、
残りの糸は全部遊び糸と言われる糸なのだそうです。

利き糸で姿勢を制御しつつ、遊び糸で様々な人形の表情やしぐさを表現するというわけですね。

やはり、何事にも“あそび”は大切なのだなと再認識させられます。


ここで少し、上條充氏について簡単に記しておきましょう。

氏は元々日本唯一の江戸糸あやつり人形劇団として知られる「結城座」に入り、
11代結城孫三郎に師事されました。

その後独立され、日本独自の「江戸糸あやつり人形」の魅力を広く知ってもらうため、
リスクの多い大道芸に出られたそうです。

現在、東京演芸協会会員として国立演芸場等に出演する他、
様々な劇団への客演、イベントに出演する等幅広く活動。
また、演劇の原点をとらえ直す「大道芝居」を新たに展開しておられます。

この日のトークもさすが、大道芸能ならばのわかりやすい話術で
「人々を楽しませる」プロの風格が感じられました。


さて、先ほどの演目は「かっぽれ」という明治時代に大流行した大道芸でしたが、
お次は「酔いどれ」が始まります。

酔いどれ1 酔いどれ2 酔いどれ3 
その名の通り、祭り帰りの男が呑みすぎて酔いつぶれるお話です。

酔いどれ4 酔いどれ5 
空になった徳利に対して、まだお酒が残っていないかと必死な様子が笑いを誘います。

酔いどれ6 
最後は見ている人たちにご挨拶。

ラストを飾るのは「獅子舞」。

獅子舞1 獅子舞2 獅子舞3 
大きなあくびする獅子を見ていると、まるで本当に魂が宿っているかのようです。

獅子舞4 獅子舞5 
途中、獅子舞の“中の人”が出てこようとしたりします。

この獅子舞を操っている“中の人”をさらに糸の遣い手が操っている、という構図が
ちょっとした「メタフィクション」というか「ネタばらし」的なニュアンスもあって
個人的には特に楽しめた部分でしたね。

獅子舞6 獅子舞7 
舞っている黄色いチョウチョを獅子舞が追いかけるのですが、
なかなか捕まりません。

獅子舞8 
最後は“中の人”の決めポーズで大団円(?)


この日の演目はこの「かっぽれ」、「酔いどれ」、「獅子舞」の三本でしたが、
どれも大変面白く爆笑の連続でした。

上條さんは江戸からの伝統技術を継承しつつも、
より高度で豊かな表現を模索し、
今なお、道具などにもさらなる改良や工夫を施し続けているそうです。

伝統に敬意を示しつつ、なお現在進行形で芸の極みを求めるその姿勢には
ただただ感服する限りですね。

江戸糸あやつり人形」の魅力は正直、写真や文章だけでは伝わりきれません。
できれば、やはり生の演技で体験してほしいですね。

昨年は「黄門様のお庭で梅まつり」の期間でもこのイベントが催されたそうですので、
今年も期待できそうかも……?


それではイベントも堪能しましたし、
そろそろ帰りましょうか。

帰りの沢渡り1 帰りの沢渡り2 
大泉水北側の沢渡りを渡りつつ、出口に向いましょう。

蓬莱島案内 
蓬莱島の案内板はこちらの方にありました。

沢渡り側からの蓬莱島 
北側から見る蓬莱島も見事です。

一つ松 一つ松案内 
こちらは「一つ松

近江琵琶湖を模した大泉水に対して、
琵琶湖唐崎の「一つ松」にちなんでいます。

小蘆山ふたたび 
さあ、小蘆山が見えてきました、
そろそろ後楽園の散策も終わりの時が近づいてきたようです。

後楽園を後にする 
というわけで、八回に渡ってご紹介してきた「小石川後楽園」篇、
いかがだったでしょうか?

諸国の名所にちなんだ山あり谷ありの“ミニ”名所と
四季折々の美しい景観。

東京の真ん中でこれだけ堪能できる場所はそうそうありません。

ぜひ、皆様も一度足を運んでみてください。
きっと楽しめると思いますよ。


ところで、パンフ案内図を見ていただければおわかりのように、
まだまだご紹介しきれないものもあります。

また、訪れる季節によって、
まったく違った顔をみせる庭園でもありますので、
折をみて第二弾もあるかもしれません。

あまり期待をせずに、お待ちいただければ幸いです。

それでは、またの更新までごきげんよう!
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