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東京都青少年健全育成条例改正案、ふたたびその2

さて、ふたたび提出される改正案ですが、
前回3月にも反対声明を出したふたつの団体が今回も反対を表明いたしました。

都青少年育成条例改正案、日本ペンクラブと東京弁護士会が反対表明
(itmediaニュース 11/25)

どちらの団体の意見も傾聴に価する貴重なものだと思いますが、
筆者が特に感心したのは東京弁護士会の声明です。

今回の創作物に対する規制の対象は

「著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように、描写しまたは表現」した漫画やアニメ

なのですが、(なぜか“実写は除く”となっているそうです)

これに対して、東京弁護士会
『漫画やアニメーションには「誇張」が避けられない』
と言及した上で、規制対象が恣意的に拡大する恐れを指摘しているのです。

一見すると、
『著しく』社会規範に反する性交を『不当』に『賛美』や『誇張』しているようなものは
青少年に有害であろうから、規制は正しい、と思いがちです。

しかし、表現というものは
あえて『誇張』したり、『強調』することで、より深い表現効果を狙うことが多々あるのです。

まして、デフォルメすること自体に意味があるのが“漫画”や“アニメ”でしょう。

これでは“漫画”と“アニメ”という表現手段だけを
狙い撃ちにしたものと言われても仕方ないのではないでしょうか。

そう考えますと、“不当に賛美”というのも怖い言葉です。

かつて、高田渡の『自衛隊に入ろう』という曲がありました。
泉谷しげるの『戦争小唄』という放送禁止曲がありました。

ほめ殺しをして皮肉る表現手段もあるわけです。

性暴力や家庭崩壊の悲惨さ残酷さを訴えるために、
あえて救われない話を描かなければならないときもあるかもしれません。

そういった多様な表現方法を青少年から全て隠し、なきものにしたとして
本当にそれが「健全育成」になるのでしょうか?

かえって、偏ったものの見方しかできない人間になってしまう恐れはないのでしょうか?

いずれにしましても、
今回も慎重にも慎重を重ねた審議が必要であることは間違いないようです。

※東京弁護士会会長による反対声明は東京弁護士会ホームページで全文がご覧になれます。
是非、一度読んでみてください。
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