FC2ブログ

日本語は難しい?

ときどき、「日本語」は他言語に比べて難解で特殊である、という
いわゆる「日本語特殊論」といった説を見聞きすることがあります。

さらにはそこから大きく広げ、日本文化そのものを「特殊視」して、
独自の文化・国家論を説く人もいるようです。

しかし、多くの言語学者によりますとそれは間違いで、
文法的にはいたってシンプルで
他言語圏の人たちにも理解されやすい構造をもっているのだそうです。

では、なぜ難しい、わかりづらいという印象をあたえてしまうのでしょう。


それは、端的に言うと、
「例外」が多すぎるからだとか。

確かに日本文化における「あいまいさ」「アバウトさ」は著しいものがあります。

主語はなくてあたりまえ、婉曲的な言い回しや略語や隠語の多さなど
外国人でなくても日本人でさえ戸惑うことがあるくらい……
日本語ほど「なんでもあり」な言語はめずらしいかもしれませんね。

そして、話し言葉以上にややこしいのが表記言葉。

漢字ひらがなカタカナ、さらにはアルファベットをも使い分け、
その上横書きも縦書きもOK、とくれば
「フリーダムにもほどがある!」と叫びたくなってしまいます。

今、政府は「クールジャパン」と銘打ち、
日本の漫画・アニメ文化を世界に広げようと頑張っていますが、
こういった「なんでもあり」の精神を理解してもらわない限り、
筆者はいずれ壁にぶつかるだろうと考えています。

さて、そんな中、「電子書籍」の世界で動きがあったようです。

電子書籍の世界規格、縦書きの日本語にも対応へ

欧米で電子書籍の事実上の世界標準となっている規格が、10月にも縦書きの日本語にも対応することが24日、分かった。

 国内の電子書籍市場は、端末や配信業者間で規格が異なり、普及の障害になっていた。ソニーや楽天など電子書籍の配信大手は標準規格を採用する方針で、世界標準との一本化が進めば、利用者利便の向上が期待できる。一方で国内の出版ビジネスに大変革が起こり、書店などの淘汰(とうた)が進む可能性もある。

 ソニーなどが採用するのは、米電子書籍標準化団体「IDPF(国際デジタル出版フォーラム)」が10月中旬に決める「EPUB(イーパブ)3」と呼ばれる最新の規格だ。これに対応したコンテンツ(情報内容)が市場に出てくるのは年末以降とみられる。
〈読売新聞 9月24日(土)〉


アメリカではすでに紙の書籍よりも電子書籍の市場の方が大きくなっているのに比べて、
日本ではまだまだ浸透しているとは言えない状況であります。

それは複数の規格の乱立もさることながら、
国内コンテンツ表記の多様さにもあったのではないかと思います。

その大きな原因のひとつ、「縦書き」の問題がクリアされるとなれば
業界のビッグバンになる可能性があるでしょう。

電子書籍端末大手のシャープは
「コミックなどの表示には『XMDF』形式のほうが優れている」として、
静観する姿勢を崩していないようです。

ただ、いずれにしましても独自規格がいくつもある状況では、
今以上の普及は厳しいものがありますし、
なにより利用者側が不便を甘受しなければならないのは腑に落ちません。

とにもかくにも、
経済的にも文化的にも、そして外交的にも
今後も目が離せない重要な問題であることは間違いないようです。
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー) URL

電力使用状況&電気予報
最新記事
プロフィール

しゃいんでっくす

Author:しゃいんでっくす
有限会社シャインデックスのブログへようこそ!
東京本郷にあるDTP会社の中の人の徒然なるブログです。
なお、”中の人“は一個人ではなく、あくまで「しゃいんでっくす」全体の人格です。
なお、シャインデックスへのお仕事のご依頼・ご相談・その他各種お問い合わせは、有限会社シャインデックス公式ホームページをご覧ください。
どんなことでもけっこうですので、お気軽にご連絡ください!

最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カレンダー
03 | 2020/04 | 05
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -
カテゴリ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-