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「文京をゆく・その17」茗荷谷 第四回 ~蛙と河童が棲んでいた谷~

切支丹坂を上り、茗荷谷駅の方向に右に折れますと
しばらく平坦な道が続きます。

屋敷横 
すこし先の右側に前回ご紹介した切支丹屋敷跡があります。

道なりに進みますと……
カーブ手前 蛙坂カーブ 
右にカーブする急坂に差しかかります。

ここが蛙坂です。

蛙坂案内 
昔、小石川台の崖下の沼に棲む蛙と小日向台の武家屋敷の蛙が
この坂で合戦をした言い伝えに由来する命名だそうです。
(「蛙」は「復る」の意味も付帯されています)

このときは下りでしたので、そうでもありませんでしたが
けっこうな急勾配ですので上りのときはかなりきついでしょうね。

貞静学園前 
この坂の左側はお嬢様学校として有名な貞静学園です。

宗四郎稲荷 
坂を下りきって左側には宗四郎稲荷大明神があります。

このまま進みますと茗荷谷駅なのですが、
今回はちょっと寄り道をすることにしましょう。

右に曲がって丸ノ内線のガード下トンネルをくぐります。

藤棚手前 
すると、伝明寺藤寺)が見えてきました。

藤寺入り口 藤棚 
藤寺の名の通り立派な藤棚が目を惹きます。

藤の見ごろは五月ぐらいでしょうか……ちょっと時期がずれているのと
筆者のカメラの調子が悪いせいで
あまり、藤棚の美しさが伝えきれなかったのが残念ですね。

藤寺本殿 
本堂。

なお、藤寺はかつて「観音水」という名水で有名だったそうですが、
坂上のマンション建設のせいか、今はすっかり枯れてしまっているとのこと。

藤坂 
このお寺の脇から春日通りに上る坂が藤坂

この坂は狭い道ですが坂を上りきると正面は広い播磨坂(環三通り)、
環三通りが計画通りに延伸していたらこの道も広い道になっていたのでしょうか? 

藤坂案内 
ところで「藤坂」とはもちろん藤寺に由来するものですが、
別名を富士坂禿坂(かむろざか)と言います。
富士坂とは富士見坂の意、禿坂とは河童(頭が禿)が棲んでいたとの伝説から…。

今ではまったく面影もありませんが、
この一帯は谷筋の湿地で、かつては名水と謳われた清水もあったわけですから
河童も蛙も棲める水で小川なども流れていたのでしょう。

蛙坂にせよ、禿坂にせよ、奇妙な名前ではあります。

それでも、かつてこの辺りで
美しい谷や川に囲まれたのどかな景色の中、蛙や河童が棲んでいたかと思うと
ロマンと哀愁を帯びた切ない響きに聴こえてくるから不思議です。


……さて、ちょっと寄り道が過ぎたようです。
そろそろ、引き返して再び茗荷谷駅方向に向かいましょう。
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